STORY - Ⅴ -
クローバー
何よりもこの曲を言葉に残したかった。
イントロから聴き覚えのあるメロディーで、
" 希望〜Yell〜 "が使用されている事に気付きますね。
作詞作曲がNEWSであることにまず惹かれますし歌詞を見ただけでも誰がどこを歌っているかすぐに分かるほど個性溢れるものに。
さてクローバーにはそれぞれの葉に意味が齎されていますのでそれぞれに准えていきましょう。
- 〔 増田貴久 × 希望 〕
メロウな声で誰もが聞き入ること間違いないでしょう。
きっとここに出てくる「君」は、メンバーそれぞれの詞に出てくる二人称は、ファンのことでしょう、いやそう思わせてください。
" 優しい君が探してた場所が僕らの愛したココだといいが "
まず優しいと伝えてくれること、増田さんらしい。みんな途中のInterludeで話されていたままだなと感じますが彼の場合ここで感じますね。
僕らの愛したココが" NEWS "という場所なのか" 共に作り上げるLIVE " かは分かりませんがそうだとすれば正しくソコが探していた場所だと伝えます。
そして僕らの愛した 、そうNEWSのメンバーはアイドルであるNEWSをそれぞれが愛しているのです。
応援している人達がその職業をみな好きだと言う、
それほど嬉しいことってあるのでしょうか。
" 逃げる場所にしたっていい
辛くなるなら聞かなくていい "
応援歌で背中を押されることは事実です、でも上手く受け入れられない日だって時にあります。
その心の内を見据えているように増田さんは綴るのです、包容力に長けたどれだけ寛大な人なのだろう。KちゃんNEWSでは照れてしまう彼ですがちゃんと伝えてくれました、俺に甘えていいんだよ と。
そっとNEWSをこれまでの3つ+STORYを思わせる歌詞も含まれていましたね。
" これはきっと枯れないクローバー "
クローバー自体には約束などの意味が込められているため、ここでは僕らと君の約束を表しているように捉えられます。そしてその約束が消えることはないでしょう。
" おやつ代は任せるよ。お腹すかないようにね!"
最後まで増田さんらしさが詰まった1文。
- 〔 加藤シゲアキ × 誠実 〕
誠実とは何かを考え、答えを導き
誠実=寄り添うこと だと言う彼。
誰よりも詩のような詞。
小説やコメントをする時の彼はどこか堅く難解な言葉になっているのにファンにあてたものになると、こんなにも真っ直ぐな言葉を綴るのだから一生敵わない。
" やりきれないことばっかりで
どうして自分だけこんな目にって "
沢山の挫折を、どうして自分だけと思う経験を、誰よりも味わってきたからこそこんなにも胸に落ちる歌詞なのでしょう。
かつてのシゲアキさんもこのような夜を過ごしていたのかもしれない。
" 明日はいったいどこにある? "
そう問いかけていたのかもしれない。
その明日を時折考えることがあったとしても今のシゲアキさんには見つけ出していてほしいと思う。
" 「わかるよ。
でも僕に何かを伝えようとした時点で
あなたはきっと変わっている」"
自身のラジオをもち、どれだけ多くのメールが届いても全てに目を通す彼がこの詞を書くのは狡い。
ラジオ内で読まれなくとも彼なら" わかるよ。"と肯定してくれていそうで寄り添い" あなた "へ希望を与えてくれるような気がします。
そしてメンバーが皆、「君」と綴るところを「あなた」と綴るところも彼らしさの1つでしょう。
" どんな夜だって越えられるから
We'll be together "
きっと心配する必要もなく彼は明日を常に見つけ出して乗り越えてきたのでしょう。
他人事のように聴こえてしまいそうな文でもそうじゃないと思わせてくれる、寄り添ってくれているのだと。そして光はあるよと安心感さえも与えてくれる彼の力は計り知れません。
" 希望を手放さないで 絶望に手を出さないで "
増田さんパートで希望は" 握りしめている "、手の中にあるその希望を" 手放さないで "と言う。
絶望に手を出さないで と言える人は、絶望を味わい経験した人にしか言えないことなのではないだろうか、すぐそばに絶望があると知っている人でなければそのような表現はきっと浮かばない。そう感じたからこそ、彼の言葉には重みがあり届く言葉となるのです。
" 僕らの手を握っていて そのぬくもりを忘れないで
約束しよう "
ここまで心が救われることはあるのだろうか。
シゲアキさんが " 約束 " をしてくれるのです全てを。
" どんな夜も乗り越えられる " と、" We'll be together " と、" 見上げた先に光はある " と、" with you forever " と、そして " 希望を手放さないこと " 、" 絶望に手を出さないこと " 、約束しようと言ってくれる。
僕らの手のぬくもりは想像以上に温かいのです。
シゲアキさん寄り添ってくれてありがとう。
- 〔 小山慶一郎 × 愛情 〕
愛を語るのにふさわしい人からの愛情をテーマとした詞。ラーメンを食べている最中に詞が思い浮かび文字に起こしていたら麺が伸びてしまった、NEWSのメンバーカラーが揃ったものを見てはNEWSカラーだと言う、自粛している今「みんな心疲れてない?大丈夫かな?」「何してたー?」そう問いかけてくれる、日常生活でもこんなにも愛に溢れた人なのです。
"「毛布みたいに包まれて あったかいならいいのに」
ってどうして形を求めるの?
近くにあるよ いるよ 気付いてよ "
表現の仕方が小山さんらしい。
無形な " 愛 " は時に不安に感じることも多いでしょう、だからこそ有形なものとして求めてしまう。
愛を信じている小山さんだからこその問いかけ。
愛を信じ疑わない小山さんだからこそ
大丈夫 、あるよ、いるよ、と諭すのです。
" 僕の愛、あったかい?いつでも君の心にいたい "
僕の愛は " 温かい? "、" 在ったかい? " そう二重にして問いかけそっと寄り添い続けてくれているのでしょう。そしていつでもNEWSのこと、ファンのことを考えくれている小山さんだから自身も心にいたいと願っているのだと思う。そうしてそれでも尚、形を求めるなら抱きしめると想いのまま強く抱きしめると彼は言うのです決して諦めることなく。
" 幸せにしたいこの想い、伝わるといいなその胸に。
言葉で言うよ、今日だけは。
恥ずかしいけど、愛してる。"
こんなにも愛を真っ直ぐ届くように伝えてくれる
優しさが彼にはあります。
存分に伝わってくる彼の愛が。
" □♡▽○の愛、みんなと合わせて
1つの大きな愛になる "
メンバーがファンにくれる愛、
私達ファンがNEWSに伝える愛、
それは表すことのできないほど大きな愛で。
正直どうしても距離を感じてしまうはずなのに
嘘偽りなく本当にNEWSから愛してくれているのだと愛が伝わってくるのは贅沢なような気もしますね。そんな所も彼らの優しさです。
そして自惚れるくらい想い合っている私達の居場所もまた同じなのです、未来への約束さえも交わしてくれるほどに。
" みんなの優しさに触れて感じる温もりがここにある
子供のころの自分にこれが愛って伝えたいんだ "
ある時、メンバーが守ってくれたNEWSという居場所についてファンのおかげだとファンの声が原動力だと言っていた小山さん。私達の想いが届いていることを言葉にして安心させてくれるような心の温かい人。私も伝えたい、これが愛だと。
- 〔 手越祐也 × 幸運 〕
最初はファンに向けられた詞であると思い聴いていました。だからここに今書き残す寸前まではそう感じた想いを綴るつもりでした。きっとファンへ向けたメッセージでもあるのでしょう。彼がInterludeで伝えてくれたようにファンは様々な場面を共に乗り越えてきましたと言えるのでしょう、誰よりもファン想いな彼だからこそそのファンがいてくれるから幸せと伝えてくれて、だから皆も幸せでいてほしい。そう伝えてくれているかのようでした。
まさに四つ葉のクローバーの葉に纏わる花言葉の1つ、「幸福」にピッタリだと。
でもふとこんな風に感じたのです、
綴る直前にもう一度聴き直すと…。
メンバーに向けられているのではないか、と。
" あの日僕ら偶然出会い
まぶしい毎日が始まり
ひとり 僕じゃ全然出来ない事ばかりだったけど "
ある日NEWSとしてデビューし共に歩む運命のパートナーとなる、それはまさに思いがけないことで。デビューし普通の世界では決してない脚光を浴びる眩しい世界へと変化を遂げていきます。
誰よりもJr.経験が少なく正直に素直に自分には出来ないことがあると気付いた時もあった彼。
" 希望をくれた君へ
心を込めて 感謝の Yell を "
様々な面で共に闘ってきた彼らと居ることで
希望を持つようになっていく。
デビューから考えると約17年苦楽を共にした彼らへの感謝の気持ちはきっと莫大なものになっていることでしょう。
" ずっと同じ景色見てきたね
君がいるから幸せ
幾千の悲しみや別れ乗り越えて
永遠に君に幸あれ "
沢山の景色を共に見てきたメンバー。
1人でも違っていたらこの景色は見られていない、
だから「君」がいることが僕にとって幸せだと。
NEWSとしての活動は決して簡単ではなく、
時には別れを経験し悲し苦しむこともあったけれど
そこからまた乗り越えてきた今。
ずっとメンバーには幸せでいてほしい、
そう彼は願うのです。
ここでは「君」は複数形に感じます。
メンバーと出逢えたこと、ファンとの出逢い、
NEWSに関わる全ての人々。
それこそが良い巡り合わせで幸運である。
そう汲み取れたのです。
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